初夏の手仕事

先週、ちょっとびっくりすることがありました!


1年ほど前に今の家に引っ越しして来たのですが、お隣さんは一人暮らしのおじいさんでした。


すごくいい味を出している方だったのでお話するのも楽しくて、ちょっとしたお裾分けを持って行ったり、逆に頂いたり、良いお付き合いもさせてもらっていました。


先週末、自宅でのオンラインヨガを終えてしばらくすると、遊びに行っていた夫&子供達が帰宅。


夫からお隣に救急車が来ていると聞き、全然気付いていなかった私はビックリ。


ちょうど遠方から息子さんが帰省されていたタイミングだったので、容体が急変したことに気付くことができ、すぐに救急車を呼び病院へと搬送されていくところでした。


数時間後、息子さんから悲しいお知らせが。。。


でも、直前までお元気なまま、そして何より息子さんが帰省されているタイミングで本当に本当に良かった・・・


その方の約90年という長い人生の中で、私たちはたった1年程しかお付き合いがなかったけれど、お隣同士になる確率なんて奇跡です。


お互いの人生の中で交わる時間があった事に意味があったはず。


静かに眠るその穏やかなお顔の前で、手を合わせながら感謝の気持ちをいっぱいお伝えさせてもらいました。



それから約1週間。



ピンポ~ンとチャイムが。



画面を見ると息子さんでした。



貸してたものもあったのでそれを受け取ると続けて、




『あの~・・・梅、要りませんか?』



と。



『うえ゛ー!!!』



とよくわらかない声を出して驚く私。



なんと今年こそ梅仕事をしよう!と思い、来週までには何を買えばいいのか調べて、梅を買おうと思っていたんです。


しかも前日にも『忘れまい!』と冷蔵庫に梅の販売情報を貼ったばかり!


そんなタイミングだったので、もうびっくりびっくり。


お話を聞くと、毎年お隣のおじいさんは梅干しを漬けていたそうで、今年も頼んでんいた梅が和歌山の農園から直送されてきたそうです(しかも亡くなられた日に収穫されたのも)。


息子さんはどうしようもなく、隣の私にもらってもらえたらと思って持ってきて下さったそうで、


『こ、これは・・・もう今年やりなさいというお達しやわ!!』


と私は勝手に解釈。


事情を説明したら、息子さんもビックリ!!


ありがたいことに壺に重しに瓶に、一式譲って下さいました。


しかもやろうと思っていたらっきょうの瓶まで!



せっかくならと3歳の息子にも色々と手伝ってもらい、なんとか梅5kgとらっきょう1kgをすぐに仕込むことが出来ました。


ほじほじ、ヘタを上手に取っているところ↓


梅は梅干し1.2kg、梅シロップ1.2kg、残りの少し傷みもあったものはジャムとコンポートに。


息子も楽しかったようで、


『うめ、たのしみだね♪』


と夜になっても言っていました(らっきょうは苦手なので、本人が楽しみなのは梅だけです)。


↓こっちはらっきょうの薄皮むきです


興味を持ち出したのは数年前だったのですが、妊娠出産子育てを理由にトライ出来ていなかった季節の手仕事。


まさかこんな形で背中を押してもらい、チャンスが巡ってくるなんて・・・



失敗しないかどうかめっちゃくちゃ不安ですが、もしちゃんと出来たら絶対息子さんに食べてもらいたいと思います。



成功するように祈っていて下さいね🕊✨



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